ねむい

Dr.パルナサスの鏡のねむいのネタバレレビュー・内容・結末

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品の撮影中に亡くなってしまったトニー役のヒースレジャーの意志を引き継ぎ、友人3名が鏡の中のトニーを演じている(出演料をヒースの娘に全額寄贈した美しい友情エピソードも素敵!)けれど、違和感なく観られた。前半に出てきた酔っ払いもそうだったけど欲が大きくて悪魔に魅入られるような人は顔が変わるってことなのかな。
タロットカードには詳しくないから吊るされた男は不吉ってぼんやりとしたイメージしかなかったんだけど、正位置だと奉仕、努力、着実っていう意味合いで、逆位置だと投げやり、欲望に負けるって意味らしい。トニーには二面性があるってことなのかな?最初は団員に協力的で正位置が意味する人柄の印象を与えていたけれど、本性は逆位置が表すような人柄だったよね。欲望に負けるっていうのがぴったり。
鏡の中の世界は心の奥底の無意識の世界のようで観ていてワクワクした。自分だったらどんな世界なんだろうとか思いながら観てた。地獄だったらウケるな。
ねむい

ねむい