このレビューはネタバレを含みます
独裁的な王プリンス・ジョンによって税金を搾取され、貧困に苛まれている民を救うため、ロビン・フッドが立ち上がるというお話。
プリンス・ジョンの城に侵入して金貨の山を盗むやり方がスパイ大作戦並みのハラハラドキドキな展開で最高だった。
また、プリンス・ジョンの束の間の栄華をたっぷり強欲的に描ききった上でロビン・フッドたちの勝利へと導かれる脚本がとてもスムーズで見ていて気持ちよかった。
残念だったのはロビン・フッドとプリンス・ジョンの直接対決を見れなかったことくらいか…
『イカボードとトード氏』でも法律が内容の基盤だったが、今作も政治経済が主に内容の基盤となっている点が評価の分かれ目になる気がする。子どもも大人も楽しめるが、子どもにとっては中盤退屈さを感じる子も中にはいるのではないだろうか。