心底怖いと思う邦画ホラーにはもうお目にかかれないのか…と近年は嘆くしかないような映画ばかり。
村シリーズも、せっかく題材はいいのにちっとも怖くない。
そんな中で、今作は比較的マシだったと思う。
村の因縁というのがおどろおどろしくて、閉鎖的な場所だから有り得なくもないような出来事を絡ませていることとか、女のビジュアルも悪くない。
ただ!
ただ、VRと現実が意識で繋がるのはまだしも、物理はアカン。
100パー有り得ないような設定はリアリティのなさをアピールするだけなので、せっかくの不気味さからくる怖さが台無し。
リングや呪怨みたいに、幽霊が実体化して襲ってくるのもリアリティはないけど、人間が液状化した床に沈められるよりは…
という個人的なジャッジだけど。
オチも嫌いじゃない。