トランスジェンダー映画祭2023秋にて
シンプルながら胸を打つ作品だった。有色人種のトランスジェンダーの支援をしてきた「メジャーさん」を追った作品。
1969年ストーンウォールの反乱でその場にいたという生き証人でもある。詳しくは「ミス・メジャー・グリフィン・グレイシー」と調べて欲しい。
差別によって正規の仕事につけないがために違法な仕事を選ばざるをえない有色人種のトランスジェンダーたち、そうした方々を支援するメジャーさんのなんと頼もしいことか。
撮影中にも病気、リンチで亡くなった方々が終盤出てくるのだが、その多さに落胆する。この時代になってもこんなにか…
それでも続けていかなくてはならない。「I'm still here!」と言うトランスジェンダーの方々に涙。セクマイの自分としても観なくてはならない大事な作品だった。