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オットーという男のEDDIEのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
3.1
その隣人、変人につき。
偏屈なおじさんOTTO。
彼が人を寄せ付けないのは悲しい過去を背負っているから。根は悪い人じゃない。
突如個性的な隣人家族が引っ越して地域との交流を深めていく。
なんだけどユーモアがイマイチ笑えず。今ひとつな印象。

オリジナル版『幸せなひとりぼっち』は未鑑賞。
だから作品の比較はできないけど、リメイク版の本作はイマイチ乗り切れないところがありました。

正直、冒頭からオットーの偏屈さ加減が目立ちすぎていて、後半になるにつれて街の人々と距離が縮まっていく模様が不自然というか。
おそらくオリジナル版が良いからリメイクされたんだろうから、元はいいんだろうけど良さが活かせてないんじゃないかなと勘ぐっちゃいました。

トム・ハンクスは好きな俳優なので、あまり否定はしたくありませんが、本作の主人公オットーは偏屈さを前面に押し出したせいでハッキリ言って応援しようという気にならず。
隣人のマリソルが彼を変えていくキーパーソンなんだけど、あえてオットーにこだわる要因がわからない…なんでそんなに彼に親切にするのか、気にしてしまうのか。
本作の周りとの交流は結果論でしかなくて、一般論で言えばあんな風に周りとは交流できずに1人寂しく人生を終えていくだけなんじゃないかな。ラッキーとも言えるし、ご都合主義ともいえるストーリー。

猫はかわいい。

〈キャスト〉
オットー・アンダーソン(トム・ハンクス)
マリソル(マリアナ・トレビーニョ)
トミー(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)
ソーニャ(レイチェル・ケラー)
若き日のオットー(トルーマン・ハンクス)

※2023年新作映画85本目
※2023年自宅鑑賞94本目
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