いわけん

オットーという男のいわけんのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
4.0
地域の偏屈おじさん「ヴィンセントが教えてくれた事」と最愛の人を亡くし後を追おうとして失敗しまくる「シングルマン」をなんとなく思い出しながら鑑賞。トムハンクスもここまで老いた役をやるのか、と時の流れと自分自身がこの手の作品が沁みる歳になったのを実感。
メキシコ一家やウザ絡みインフルエンサーなど最初は関わりたく無いなーとオットー視点の印象を持たせる見せ方が上手い。死のうとすると奥さんとの思い出がフラッシュバックさせるのも面白い。オットーの家のキッチンの低さやマリソルの修士などさりげない演出も良い。多産のメキシコ人なんて…とステレオタイプな考えに強烈な一撃。
オリジナルの方も観てみようかな。