人は見えない力によって生かされている。
大切な人を失った心の傷が隣人との他愛もない関係によって徐々に癒やされていく。凍りついた心が、疎ましく思っていた隣人達の心の暖かさで徐々に溶かされていく。
現実と回想シーンが交互に繰り返されながら、オットーが心を閉ざした訳が次第に明らかになっていく。回想シーンはセリフが少ないからこそ訴える力があるのかもしれない。そしてついに回想シーンがクライマックスに。。。
やはりトムハンクスだからこそなのだろうか。何でもないシーンに何故だかずっと心の震えと涙が止まらず、個人的には完全にツボにハマってしまいました。。
ウィル・スミスの7つの贈り物を思い出させるような、そんな無償の人間愛を描いた素敵な映画。この映画に出会えてよかったです。