けいたん

メグレと若い女の死のけいたんのレビュー・感想・評価

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)
3.8
1953年、パリに憧れ、成功を夢見て地方から出て来る女の子たち。殆どの子が成功せず、困窮した生活を送る。メグレは事件の解決だけでなく、困窮に苦しむ女の子も救おうとする。捜査途中で知り合ったベティと奥さんが楽しそうに話しているのを聞いて静かに微笑むメグレ、1番心に残るシーン。


メグレ警視は初めてで、どういう人物なのか掴めなかった。体調が悪いからあまり元気がなかったのか、元々喜怒哀楽の少ない人なのか?淡々とした哀愁漂う刑事もの。

若い女の子に特別な思いがあるメグレ警視が、ベティを囮捜査に使った事には驚いた。

高級ドレスを着た身元不明の遺体。白人女性で20歳未満。健康だけど栄養失調。栄養失調って…どれだけ困窮していたのか。

オープニング健康診断を受けているシーンだったのか、凝ってる。