3,4歳の幼少期から80歳くらいの人生がかなり細かく刻まれて編集されており、ある程度シモーヌ・ヴェイユさんの人生を知っていないと見ていても集中力が途切れるかも知れません。当然ながらフランスではよく知られた方ですので、その上での構成かと思います。
伝記映画としては網羅的につくられています。映画の山としては、前半に人工妊娠中絶の合法化法案ヴェイユ法に関する討論シーン、後半ではアウシュヴィッツでの過酷な迫害シーンとそこからのサバイバーシーンです。
問題はエピソード的かつ網羅的であることと感傷的な音楽で盛り上げようとしていることかと思います。
「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」アウシュビッツサバイバー、ヴェイユ法、欧州議会議長、女性の権利…
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