『美しいひと』の後日譚の様であり『すべてうまくいきますように』の前日譚みたいな、徹頭徹尾コッテコテのフランス映画を観たなとの印象。終わったはずの恋愛が息を吹き返し蘇る情欲にひたすら突き動かされるレア・セドゥがとにかくどエロだが、その点を除けば今後の未来予想図としてかなり優秀な一本。かく言う私は既に自分が孤独死を迎えるその日の想定まで済んでいるが、そうなる前に集めた本やら漫画やらDVDをなんとか通りに出しておくので各自必要なものがあれば回収して欲しい…。これと言って遊びがなくてとにかく堅実、そんな中でクリスマスの寸劇の多幸感が光る。