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花咲ける騎士道のgenarowlandsのレビュー・感想・評価

花咲ける騎士道(1952年製作の映画)
3.8
連投すみません。

これは楽しかった、フランス版チャンバラ。<剣戟映画>というジャンルだそう。ジェラール・フィリップのアイドル感が炸裂している。フィリップにファンファンというあだ名がついた由来の映画。

チャラ男ファンファンが持ち前の剣の腕で、王女を助けたり、敵をやっつけたりする恋愛コメディ剣戟。

偽占い師アドリーヌ役のジーナ・ロロブリジーダのゴージャスなこと。愛称のロロはおっぱいという意味だって。そんなあ。

最後の方はまるで「駅馬車」のアクションと黒澤の「隠し砦の三悪人」を彷彿する乗馬シーンあり。テンポがいい。

ジェラール・フィリップがイケオジになったシニアの演技観たかったなあ。ヌーヴェルヴァーグだったら、どんな役をしただろう。軽やかな美しさにドキドキする。

それと、王様(ルイ15世)の侍従役ジャン=マルク・テンベールがセリフ少ないのに、豊かな表情で頭一つ飛び抜けて目立ち、気になる役者だった。
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