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愛と哀しみのボレロのyのレビュー・感想・評価

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)
4.7
ジョルジュドンの魅せる踊りの美と感動は映画の域を超えた芸術と思いますが、映画のストーリーは平凡というか・・・
戦争でいがみ合った国のそれぞれの人生の人がパリに結集しますが
例えば、ヌエレフ(ジョルジュドン)はロシアから亡命してフランスにきて踊りもクラッシくっからコンテンポラリーに(それを受け入れるおフランス)
ドイツ人指揮者はNYではナチとして冷遇したけどパリは受け入れ芸術で背かは一つに、世界都市パリというパリ押し(自慢のパリ感)がウザいと思いました。
世界といっても、欧米4カ国ですが。

ジョルジュドンは生ける美。ジョルジュドンに感謝。ヌエレフが踊るはずだったボレロをヌエレフが拒否してジョルジュドンに出演を依頼したということで、結果よかった。
早世したジョルジュドン、フレディーマーキュリーよりすごい人生を送ってきた人ですが、バレエでも一番の表現者で体も鍛え上げ、表情も素晴らしい。
16歳で片道切符の船でアルゼンチンからフランスのベジャールのスクールに(一度アルゼンチンで断られたのに)一人で渡仏し努力した。下積み時代、舞台装置のミスで感電しながら踊り、終わったと同時に倒れるほど我慢強い人。亡くなった年まで踊り続けた。舞台で死にたかったそう。

中盤と最後のドンのダンスだけ繰り返し見ています。
ドンがいなければ評価は1くらいかなと思います。
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