メジャーデビューする前のビートルズ。
ファンなら周知の事実だが、
バンド結成当時、メンバーは5人だった。
その5人目のビートル、
スチュワート・サトクリフは、
バンドがブレイクする直前に脱退している。
そのサトクリフの短い生涯を描いた物語。
ジョン・レノンとの友情と、サトクリフの前に現れるドイツ人女性、
アストリッドとの嫉妬感にも似た三角関係。
ビートルズメンバーの故郷、リヴァプールの風景描写はもちろん、演奏旅行に出かけたドイツのハンブルグの様子がとてもいい。
ジョンと恋人のシンシア、サトクリフとアストリッドの4人が、海岸で夜を明かす場面もなぜかジーンとする。
音楽活動に徐々に身が入らなくなっていくサトクリフと、音楽的対立をする、ポール・マッカートニー。
間に入って苦悩するジョン。
かなり事実に近い物語。
相当ビートルズにうるさい私も、
違和感なく受け入れることができました。
メンバーの雰囲気も良く描けていてね。
ポールがちゃんと左利きでしたし。
哀しい物語ですけど、結構気に入っています。
おススメの一本です。