がちゃん

バック・ビートのがちゃんのレビュー・感想・評価

バック・ビート(1993年製作の映画)
3.7
メジャーデビューする前のビートルズ。
ファンなら周知の事実だが、
バンド結成当時、メンバーは5人だった。

その5人目のビートル、
スチュワート・サトクリフは、
バンドがブレイクする直前に脱退している。
そのサトクリフの短い生涯を描いた物語。

ジョン・レノンとの友情と、サトクリフの前に現れるドイツ人女性、
アストリッドとの嫉妬感にも似た三角関係。

ビートルズメンバーの故郷、リヴァプールの風景描写はもちろん、演奏旅行に出かけたドイツのハンブルグの様子がとてもいい。

ジョンと恋人のシンシア、サトクリフとアストリッドの4人が、海岸で夜を明かす場面もなぜかジーンとする。

音楽活動に徐々に身が入らなくなっていくサトクリフと、音楽的対立をする、ポール・マッカートニー。
間に入って苦悩するジョン。

かなり事実に近い物語。
相当ビートルズにうるさい私も、
違和感なく受け入れることができました。
メンバーの雰囲気も良く描けていてね。
ポールがちゃんと左利きでしたし。

哀しい物語ですけど、結構気に入っています。
おススメの一本です。
がちゃん

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