ゆずきよ

ゴジラ-1.0のゆずきよのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.5
数ヶ月ぶりの映画館です。
前置きが長いので本編レビューのみ観たい方は『物語は、〜』という箇所まで読み飛ばして下さいな。

私の仕事が落ち着いて娘の部活が一区切りしたのでやっと少し自由な時間が作れるかなという所で子供達がインフルエンザに。
その間に観たい映画は続々と公開されていき職務中の空き時間に一本観れるかなとか子供達寝かし付けてレイトショー行けるかなとか色々画策するも冷静になり断念。
子供達も全快し長女の部活送迎を相方さんに頼んで下の子と念願の映画館。
問題は何を観るかでした。
公開中の映画を時間の都合と照らし合わせながら調べると私の脳内にはあの特徴的なテーマソングが流れます。
背後を振り返ると地響きと共に巨大な塊が。
……ゴジラ…か。
問題は小学2年生が観てわかるのか。
これまで映画館で観せた映画は子供向けかバトルもの。
自宅ではテレビの前で大人しく金曜ロードショーなどで少し大人向けの映画も観れていますが果たしてこの子に理解出来るのかな。
声を出さない事、途中でどうしても外に出たくなった時はこっそり言う事、エンドロールが終わるまで席を立たない事をしっかり約束していざゴジラに挑みます。
ここから本編レビューです。
相変わらず映画館での鑑賞時は長い前置きでしたがお許し下さい。

物語は、戦時中に特攻を命じられた神木隆之介は戦闘機の不具合と称して不時着した島でゴジラと遭遇する。
その後東京の自宅へと戻った際に浜辺美波と出会うというお話。
プロローグ部分でのゴジラの恐ろしさと迫力が凄いです。
私が観たゴジラは比較的友好的だったのに…。
そこから舞台は東京へと移りますがゴジラ襲来前なのに戦時中なのですでに街は破壊されています。
そこから復興していく様子が史実にどこまで忠実なのかはわからないけど山崎貴監督らしいお勉強ムービー感。好きです。
浜辺美波と出会ってからは要素が増えて、この後の展開を考えると既に泣けてきます。絶対そういう事するじゃん…。
ゴジラが上陸してから映像の迫力は更に増しVFXの凄さを見せつけられました。
ただ映像が凄いだけでは無く物語がしっかりとしているのでより引き込まれます。
奥行きが無いって言う人もいるだろうなと思うけれどあんまりそこ深めすぎちゃうとゴジラが薄まっちゃう気がして私としてはこれくらいでちょうど良かったです。
あと俳優さんが好きな役者ばかりなのでそこも最高。
後半は対ゴジラ大作戦。
その内容は実際にお確かめ下さい。
しっかり主人公する神木隆之介。
そうだろうなとは思ったけどわかっていても最後までハラハラしてしまう上手い演出。
そこで流すか!というテーマソング。
安藤さくらの無言の演技に佐々木蔵之介の安定感(皆様のレビューで佐々木蔵之介の演技が酷いというのを見たので追記しますが私は演技云々の事は良くわかりませんけどあの役ってあんな感じじゃ無いのかな?)
最後には子供の横で泣いてしまっていました。
所でラストシーンのアレは何?

私個人としては大満足です。
圧巻の映像と迫力のゴジラはスクリーンで観れて良かった。
小学2年生の反応はというと冒頭のゴジラの圧に面くらいややビビり気味。
ゴジラが出ないパートはやはり理解が難しく少し飽きていました。
ゴジラが出てきてからはビビりながらも釘付けでそのシーンだけで言えば集中していますが、作戦などの細かい部分はこちらが小声で説明しながらの鑑賞。
エンドロール後の第一声は「ゴジラって怖いんだね」でした。
その後しっかりパネルで写真を撮っていたので楽しかったんだとは思います。
でもやっぱり低学年には少し難しい部分もあったかな?
次回観たい映画はスパイファミリーだそうです。
ゆずきよ

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