すさまじい!!!
僕は怪獣映画に特に関心はなく、ゴジラにも思い入れはないのですが、呉爾羅(ゴジラ)が登場した瞬間にこの映画はとてつもない!とわかるほどでした
ゴジラ映画として"ゴジラが恐ろしいこと"以上の評価基準はないでしょう
世界に放てる、今年最高クラスの1作です
このクオリティのVFXが予算10億円程度で制作されてしまった事実に世界も色々な意味で真っ青でしょうね...
(既にアメリカでも大ヒットしており、世界興行収入が100億円を突破しそうですね)
絶望的な破壊力を誇る放射熱線の悍ましさ
"戦後、日本 その0が−になる"というキャッチコピーの通り、0ではまだ済まされない。そこが最悪ではない。と突きつけられた時に立ち尽くして見上げるのは、それこそ戦争や核のように、ひとりの人間と1:1で向き合うつもりもないような、とてつもない巨悪の姿なのでしょう。
それと話が脱線してしまい本当に申し訳ないのですが放射熱線を見て遊戯王カード「滅びのバーストストリーム」を思い浮かべてしまいました笑
ラストについては
ゴジラを徹底的に"敵"とみなした、本作の日本人たちが、これから見つめなければいけない未来に、希望も絶望も差し込む終わり方だったと思います
⚠️この先、内容に触れるので何のネタバレもされたくない人は読まないでください
ただ、脚本に関しては改善の余地が大いにあると思いました
「クサい」と批判されている使い古されたありきたりな言葉/台詞は避けて、言い回しに工夫を持たせるとより良くなったのではないでしょうか(わざとらしい演技に関しては、昭和らしくて本作に似合っていると思います)
そしてなによりも一つ、もしも僕がストーリーを決定できる立場にあったとすれば、ラストの"わだつみ作戦"の2段階目が頓挫しそうになった時に、水嶋四郎(演:山田裕貴)が駆けつけるなんてことは絶対にさせません。
あのパートは、それまでのメッセージを台無しにしてしまったと思いますし、素晴らしいクライマックスに水を差してしまったと感じました。