このレビューはネタバレを含みます
元祖ゴジラ、三丁目の夕陽のオマージュが楽しい。そして永遠の0っぽさも感じる。山崎貴監督って感じです。
庵野ゴジラ(シンゴジラ)とは全くの別物。人情に寄せつつ、戦後の設定に忠実で元祖ゴジラへのリスペクトを感じる。
※元々ゴジラは、戦後世界における去る原爆投下とビキニ島実験・来るべき冷戦=核戦争の一歩手前への自然の怒りがテーマなので、庵野ゴジラは時代設定としてはそれを無視(むしろ強大な敵にはまた原爆を使う選択を厭わないという近未来戦争の風刺)。対して山崎ゴジラは基本に忠実。という感じですよね。
船でゴジラに追いかけられるところとか、銀座のシーンとか、映像も良い。
ゴジラを知らなかったとしても映画として楽しめるだろうと思う。
重巡高雄や局地戦闘機震電の史実に沿う登場がよい。(震電は対高高度爆撃機の局地戦闘機だから、水面ゴジラに向かわせるのはアレだけど)
