シン・ゴジラもそうだったけど、制約がアートを面白くするという事を改めて感じた。戦後という舞台設定、制作費や技術の制約、その中で出来ることをやったからアメリカで受けたのかなと。マーベルなんて制約なさすぎて今自己破壊してるもんな。この予算とこの人数でここまで出来たのは凄いと思う。お疲れ様でした…
てことで設定は良かったし対ゴジラの部分は面白かったんだけど、途中で入るドラマがとにかく下手すぎる。アクションにドラマを入れるなって言いたいのではなくむしろ必要なんだけど、「絶対言うなよ…」って事全部言っちゃうから毎回冷めた。何かあるとすぐ涙溜めて感情的にさせるのも冷める。それがことごとく続いた後に「この国の未来はお前達に任せた」って一番無言で通して欲しいところで言われちゃった時死んで、もうそこからは突っ込む事に余計な労力使わないようにしようと思った。私だったら言いたくないセリフの数々に最早役者が可哀想。安藤サクラが監督の作風に演技合わせて来てるのは流石すぎて笑っちゃったけど。
最後飛行機に乗り込むところのシーンではその後こうなるんだろうなって事が事細かに想像できてしまったし、編集まであまりにそのまま過ぎてびっくりした。まあ良いんだけどさ。
