ゴジラ-1.0のヒロのネタバレレビュー・内容・結末

思ったよりゴジラと関係ない戦争のシーン長かった。戦時中、戦後を表現するにはあれぐらい必要だったのかな。

撃っても撃ってもダメージないよりは傷ついて回復する方が迫力出るし絶望感も強いよね。機雷くらった後回復するシーン良かった。

戦時中で金を使わないから戦闘機に脱出装置が付いてないという話、タチバナさんの戦闘機の説明が途中で不自然に切られたのがちゃんと脱出装置が搭載されていることに繋がっていて良かった。

典子が直接踏み潰されたり熱線で死ぬのではなく爆風で死んでしまうのは無力感が強くなって良いなと思っていた。ついさっきまで隣にいた人が一瞬で消え去ったのも強く感情を揺さぶるなと思っていたが、生きていた。その含みも持たせるための爆風だったのか。でもまあ典子が生きているエンドに対しては悪くはなかったと思う。一歩間違えて特攻をしていたらまた残酷な結末が待ち受けていたというギリギリの展開になっていた。

最後ゴジラが死んでいないエンドは蛇足のような気もしたが、あの程度の爆発でゴジラが死ぬわけはないと考えると悪いものではないのかもしれない。次回作を作るためのシーンとも感じてしまった。

熱線を吐く際に背中が少しずつ青く光っていくのは機械感がしてあまり好きではなかったが、ラストのシーンで青い光に包まれて崩れていく様は少し神々しかった。

ゴジラが崩れていった際の皆の敬礼は何に対してなのだろう。敷島が特攻してそのまま死んでいれば敬礼で違和感がないのだが、敷島も生きているしゴジラに対してというのも違和感がある。あの戦いではほかに犠牲者もでていないはず。戦争で死んでいった、日本を守ってくれていった人たちが守ってくれたと捉えるべき？あまりしっくりこない。