スミス式

ゴジラ-1.0のスミス式のネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず映像が素晴らしかったです。アカデミー賞受賞も納得。出演者もとても素晴らしい。
個人的にラストがなんか、???な感じだった。典子は生きてて、整備士の橘が戦闘機に脱出装置を付けていて助かるんだろうなと想像し最後まで鑑賞。実際そうなるんだけど、敷島が脱出装置の事を知っていたのがどうも…
電報が届いてからは、ほとんどの視聴者が典子は無事だと思って敷島がゴジラに突っ込むシーンを観る事になると思うのですが、脱出装置に気付いてしまうと、「敷島、死ぬな、生きろ!」といった感情にはならなかったので感動が半減。これは自分が悪いけど、伏線あったんで気付いた人は多いと思う。
敷島が脱出装置の事を知らなかったらまだ良かったけど、知ってたの?と思いまた半減。
ゴジラに突っ込む直前に典子を思い出したシーンは敷島が死ぬ気満々のように見えるのですが、脱出装置の事を知っていたと思うとなんか微妙。あれは死を覚悟した時の演出と解釈したのですが、私だけですかね?「典子の仇!」とか「生きる!」って事でしょうか。それだと仲間に脱出装置を秘密にする意味が無い。直前に知ったなら分かる。まぁ知ってたら面白くはないけど。
劇中で「死ぬ戦いではなく生きる戦い」みたいなセリフがあったのであのラストになったんでしょうかね。
ゴジラを倒してからは、え?そうなの?このほうが良いのか?と、ずっと?だらけで、最後の病院のシーンが全然頭に入って来ませんでした。他の方のレビューで首のアザがどうとか話題になっていて、観返して初めてアザの事に気付きました(笑)
解釈の違いや深読み先読みとか色々想像しながら観てしまったので、純粋に最後まで楽しめなかったのが残念です。
とはいえ、スゴイ物を観させて頂きました。続編ありそうで楽しみです。
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