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ゴジラ-1.0のngrのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
5.0
山崎貴監督作品ということで、先入観からマイナス評価スタートだったけれど、蓋を開けてみたら過去作の中ではトップ級に面白かった。
ようやく好きなテーマで作品を撮れたのかな?という印象。

オスカーをとったVFXは思っていたよりチープさが気になったけど、特撮の文脈上の「ゴジラ」だから気にならない塩梅。
(オスカーは本当にタイミングが良かったんだろう。DUNE2やフュリオサが被ってたら危うかったと思う。)
アニメ、ゲームの延長線のようで、日本独自の技術や表現だった。

人間ドラマの部分はクサさがきになって、山崎貴だなぁとは思った。
ブツブツとカットが切り替わったり、エモーショナルな間が入ったり、突然の橋爪功に、戸惑ってしまった。
ただ神木隆之介と安藤サクラ、浜辺美波は安心してみれたし、不覚にも「ゴジ泣き」。
さらに、ここぞとばかり流るゴジラのテーマがまたエモさで持ち上げさせられてしまって、悔しい(笑)

ツッコミどころはありつつも、いい塩梅で面白い作品に仕上がってて、映画館でみればよかた〜と後悔すらする一作でした。
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