このレビューはネタバレを含みます
1度の鑑賞では上手くまとめれる言語能力が無いのでザックリと。
今年ベスト級でした。
ひとつの事件を複数人視点で描いていく物語。映画内で何度も唱えられる「怪物だーれだ」のセリフ。
子供を守る保護者、正義感の強い先生、学校コミュニティ、DV父親、根拠の無い噂を広める人々。
星川君の父親や学校の先生達は分かりやすく「怪物」だったが、湊君の母親が時折見せる違和感。視点が変わるとそれが確信へ。
多様性と頻繁に飛び交う様になったこの世界で誰しもが誰かにとっての怪物になり得る。
圧巻の脚本と坂本龍一の音楽。それを美しく、是枝裕和らしくまとめあげた監督力。
そして大雨の今日鑑賞出来たことに感謝。