怪物のももやまのネタバレレビュー・内容・結末

いじましくて妬ましくて苦しい、けど素晴らしい。1番好きとは言えないけど今まで見た映画の中で1番良かった。とても意味のある映画だった。

坂元裕二さん脚本、そして坂本龍一さんの音楽がかけ合わさった映画、見るしかない。期待大で見たけどやっぱり良かった。ストーリーの深みを感じ、終盤、坂本さんの音楽が流れたとき涙が溢れた。

最初はとてもイライラする。
全ての人の言葉、行動にイライラする。本当のことなんてどうでもいい人、本当のことを知りたい人、本当のことを言いたい人、言えない人、でもなんとなくわかってくる。最後に全てがわかった瞬間感動に変わる。

私たちはいつも切り取られた言葉を見てわかった気になっている。そのことの浅はかさを改めて痛感させられる。

坂本龍一さんが亡くなった今、この感動は味わえないのかもしれない。奇跡の作品だったと思います。