最近の是枝監督作ではダントツで良かった
前半は安藤サクラ演技うますぎだろと思って、中盤は瑛太のキャラが自分かなと思うほど身につまされて、後半は傑作だと思って見てた
終わり方は色んな問題や葛藤を棚上げして、若干力技で良い話に落とし込み過ぎてる感じがしたけど、小学生の男の子に起きることを眩しく描写してたのが本当に良かった
マンホールに顔を乗せて、2人の男の子がケンケンからの花を前景に自転車に乗るショットの一連がヤバすぎた。
こんなに男の子の友情というか関係性をキラキラ描けます?
ここだけでも五億点(©︎宇多丸師匠)
多かれ少なかれ小学校の環境とか対人関係で自分にもそういうことはあったろうし、どうして良いか分からないから悪態ついたりとか嘘ついたりとか言うたらあるあるネタですよね
こんな男の子あるあるネタを是枝監督が演出したらこんな良いのかというね
銀河鉄道の夜がやりたかったのかなという感じもします
色々と話題になってますが、自分は未分化なものだからこそ、あまりラベリングされて分かった!となって欲しくないのかなと
誰もが100%正しい人もいないし、逆もまた然りだし
坂元裕二らしい会話も面白かったし、坂本龍一の音楽も良かった。是枝監督の新たな代表作
ちなみにそんなにポップコーンに手を突っ込む!?というほど音を立てて上映中も目配せしていた隣のカップルはこれまで見た映画の中で一番内容が薄いと言ってた
映画芸術とかを愛読してカンヌのパルムドールとかしか見ないシネフィルのカップルなんだろうなぁ。
内容が薄くて楽しい映画もたくさんあるからもっとそういう映画を見た方が良いと思う