誰も「怪物」なんかじゃない。
「誰しも内側に怪物がいる」的な今作のレビューを目にすることが多かったのですが、逆にぼくはラストで、「誰も怪物なんかじゃない」という感想を持った。
既婚者が既婚者を好きになったり、今日本では違法とされている薬物を所持していたり、もちろんダメなことはダメだが、かといって、それでその人が「怪物」なのか？と言ったら違うと思う。
だって、一つの視点でしか見てないから。でも、なんかワンミスでその人自身を「怪物」扱いする今の感じ？がなんか嫌だ。
そんなことを思った。
政治的にアウトな意見かもしれないけど。
なんか小難しい、偉そうなこと書いたけど、映画最高です。
余談。
視点を変えれば、って考えると、ほぼ唯一
ひとつの視点からの描写だった高畑充希はマジ「怪物」かも😏
追加。
これから、ホルンとトロンボーンの音色は「怪物」の遠吠えに聞こえそう。でも、みんな時々、遠吠えしても良いかも。
