小学生の息子が教師に殴られた。息子を愛するシングルマザーは怒り学校に駆け込む。生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく…というお話。
ホラーのようなタイトルだが、とてもよく出来たミステリだった。…ので、説明すればするほどネタバレになってしまう。ああ言いたい。
でもこれだけは言う。「タイトルやCMほど怖くないから、見て!」
特にミスリードが巧みで、おおっ!?と何度も思わせてくれる。そしてその解説を、(セリフではなく)脚本、演技、映像で見せてくれるので最高。
そして、こんな上質のミステリを作った脚本の坂元裕二さんに改めて感服いたしました。この人は原作がない方が生きる人ですね。これからは彼に注目します!
ネタバレになるから言えないけけれど、テーマ性もいい!「万引き家族」もそうだけど、こういう社会的なテーマを軽やかなエンタメに昇華させられるのは是枝監督ならではだと思う。
終わりも色々解釈が異なる仕掛けがしてあって素晴らしい。アレがああなっていたから多分そうなんだろうなぁ…ああ言えない!もどかしい!(笑)みんな見て!
オススメです!