一人ひとりに「正しい欲望」を持つことを求める社会に苦しむ人々を描いた群像劇。
水が無軌道に放たれたり変形したりする様子に性的興奮をおぼえるデパートの女子店員、男性恐怖症の女子大生、イケメンだが恋愛に興味をもてない大学生ダンサー、不登校の小学生の息子がYouTuberを目指すと言い始め悩む検事…彼らの人生が交錯する。
原作既読。お気に入りの小説だったが、とても上手く映像化されていたと思う。
あなたは本当に正しい欲望を持っているのか？欲望には正しさがあるのか？正しくないとされる欲望を持った人は他者と理解し合えるのか？そして、あなたの欲望は「正しい欲望」ですか…？
「読む(観る)前の自分には戻れない」というキャッチコピーどおり、見た人に色々考えさせてくれる良い作品ですばらしい。
「小学生YouTuberの活躍」など時事ネタが入っているので、早めに楽しんでほしいと思います。５年後には「こんな流行あったなあ」となりかねない(笑)
オススメ！
