このレビューはネタバレを含みます
ある事柄を親と先生、子どものそれぞれ視点を映しているという前情報を得て、ようやく映画館に足を運んだ
3人の視点の断片的な経験が繋がって分かったこともあれば、分からなかったこともあってモヤモヤはするけど全てを暴こうなんて出来ないなーキリがないもんね〜でも欲を言えば依里の視点が観てみたい
図工の授業でいじめカス共が恋愛に繋げて煽るシーンで、湊は自分が持つこの感情は"異物"として存在していることに葛藤だったり疎外される恐怖から依里に攻撃することで否定しようとしたのかな…
保利の態度は最初なんなんだとは思ったけど、保利視点になると穏便に済ませようとする教員達からの圧力で無理矢理頭を下げなければいけないことへの抵抗のようなSOSのように感じた。飴舐めるのはちゃうやろだけど あとドアノブにかけてあった物は何？
湊斗と依里の脆くて小学生の幼さとグロさが『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』に似ていると思った。家庭環境なんかお互いシングルだし片方の親は暴行するし、風呂のシーンなんか依里も殺されてんのか？！と思ってハラハラした😭
最後の2人の光に向かっていくシーン、未来は明るく救いがあるように感じたけどそんなの子どもがよく妄想する自分にとって都合のいい未来であって現実にはないんだよね…
極論もういっそのこと柵がなくなった道が崩れて心中すればいいのでは？！とか思ったけどその後の結末なんて想像しても意味は無いのかしらね
湊の隣の席の子カバー付けずに堂々とBL読むの心臓強すぎ
次観る時は母親が湊に投げかけた言葉や保利の言動にまた違う気付きがありそう
