このレビューはネタバレを含みます
みんな誰かの怪物だった
それぞれの登場人物の視点で描かれる構成の映画は時々あるけど、各キャラクター視点のナレーションなしに時系列が伝わってきたのがすごい。邪魔にはなってないけどちょっとの違和感が残る描写のおかげで、それぞれのストーリーが少しずつリンクして、「あの時こうだったんだ」がすっと入ってきた。
事実は1つでも真実は人の数だけあって、自分にとっては怪物に見えるあの人も人間で、自分が誰かにとっての怪物になり得る怖さも感じた
保利先生がやや不憫すぎたのと、子供たちの秘密基地の質が良すぎる。(今会いに行きます、しかり。)悪ガキ小学生男子があんな装飾吊るすか？とは思うけど、私にもあんな基地があったら何度も逃げ込んでるだろうな
是枝監督っぽいんだろうけど、ラストはもうちょっと続きが見たかったな、という印象
