マリン

怪物のマリンのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ずーっと気になってた作品をやっと鑑賞🙌
レイトショーなのに結構人数入ってて人気作なのを実感しました。

ある日の夜にビルが全焼する火災が発生。その日を起点にして“被害者生徒の母親”“加害者である先生”“被害者生徒の男の子”の3つの視点から順番に描かれていく。

どの視点を見てもその人に感情移入しちゃうんだけど、立場が違うだけで相手のことを“悪”として見えてしまうのが恐ろしい。
人それぞれに事情があるのが当たり前のはずなのに、嘘や少しのすれ違いが重なることでどんどん疑心暗鬼に陥っていき、勝手な思い込みも強くなる。

「怪物だーれだ」というキャッチフレーズが印象に残るけど、結局怪物は人ではなく各々が持つ先入観や疑心暗鬼する心だったのかなぁと解釈しました😌

個人的には先生が一番可哀想だなぁと思った。生徒のことを考える良い先生なのに。
ただ話し合いの場で飴を食べたのは大きな間違いだわ。なぜ食べたのかは未だに謎でございます。
あと本来生徒に怪我をさせてしまった場合には保護者に連絡がすぐいくはずなんだよね。
生徒間の問題で鼻血程度じゃ連絡いかないかもだけど、今回は先生と生徒の間で発生した怪我だったから謝罪と説明もいるはずなのに、それを怠ってしまったのかな。

小さな嘘が始まりだけど、何で嘘をついてしまったのかは私はあまり理解できなかった。
もしかしてそもそも明かされてない?


初っ端からどんどん張り巡らされていく伏線に、何で何で?!と謎だけが残り次章に進んでいくけれど、別の視点でしっかりと回収されるのでご安心くださいませ。笑

ラストは人によって解釈変わるみたいだね!
監督が思う正解を聞きたいところです。
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