いやーやっぱり良かった。
もっとグロかったり、重苦しかったりするのを想像していたけど、坂本龍一氏のピアノの旋律のように、澄んだ物悲しさ、切なさみたいなものが残った。
観賞後はいろいろな場面が思い浮かんで、ああそれで「怪物だーれだ」って事なのかと腑に落ちた。
子どものトラブルでお友達のお家に菓子折り持って謝りに行った事がある。その時に感じた、結局その場にいなくちゃホントの事や空気感は分からないってことや、親が出来ることってそう多くないってことを思い出した。
エンドロールを映画館で味わうことがこんなに尊いと思ったのは初めてだ。満足して帰路に着いた。