このレビューはネタバレを含みます
全員怪物だよって話かと思ったら全員人間だよって話で優しかった、みんな傷を見せてるのに痛々しいよりも優しい印象だった
当人たちは逃避先でキラキラの美しい世界を見てて、逃避させる状況を作った大人たちが必死こいて捜索してる図は、なんとなく腑に落ちたというか、全てこのまま良くなったり悪くなったり噛み合わないままに続いていくような気がした
二人の死の可能性が香るのはいーやでも生きてます続きます憎きかな世界は綺麗ですっていうのの強調に感じられた
母の愛が本物であることだけがわかって序盤泣いてて
中盤完全に胸糞サスペンスかと思って期待して観ちゃって勝手に肩透かし食らってしまった
けれどもやっぱり映画には傷つけられたい気持ちのが強いかも、母親の解像度の高さと(安藤サクラすげええ)、星川が天才で人類は彼の見る世界を必要とするよなという感想だけが残ってあとは流れていった。感受性が鈍ってた