このレビューはネタバレを含みます
観終わったあと
「小さな恋のメロディだ」と思いました。
でも、とても現代版の。
校長先生が言ってた「幸せっていうのは、誰にでも手に入るものでなければ。」というのが、最後にかかってくるんですねぇ。
性的マイノリティとか、「男らしく」といったジェンダーの中で、トロッコではなく電車に乗って遠くへ行く2人。
生まれ変わりはなく、そのままの魂でどこまでも走っていってほしいですねぇ。
さて、映画全体でいえば
「怪物」について。是枝監督が何度か書籍やインタビューで語っている
「本当に報道されているとおりなのか?」というリテラシーを問う手法で今作も進みましたね。