このレビューはネタバレを含みます
是枝監督作品は『誰も知らない』と『そして父になる』しか観てないが、どうも優等生が撮った社会派って感じがしてしまい好きになれないんだけど、寧ろ現実このレベルじゃなくね？ってなって嫌いなんだけど、今作も観ないで嫌いと言うのは良くないので観た。話題だし。美少年おるし。
秘密基地での飾り付け、光の中走り出す急なファンタジー、金管楽器チャレンジコーナー…この辺りは安定のお綺麗に纏める感に冷めた。
でもこのシーンがアニメなり洋画だったら何も感じず好きだったと思う。つまり痛々しさを愉しむ邦画の中で急なキラキラ入れられると萎える。でも振り返ると全て湊にとっての希望、安らぎ、逃げの時間だったのならお綺麗に纏めていてもいいかと思った。
お母さんの「結婚したら~」と先生の「男らしく~」の割と冒頭の言葉。そのシーンでキツさと捉えなかったりなんとも思わずスルーした人とは仲良くなれないなと思った。そして身近にいるこの手のタイプには中指立ててる
逆に言えば自分が会話の上で怪物にならないためには他人とは天気の話くらいしか出来ないことがままある、
はじめはクラスメイトAポジだった謎の美少女が実は鍵を握っていた
教室で堂々BL本読むクール美少女ってあまりにもあからさまでそこはそれこそ『銀河鉄道の夜』なりあさのあつこ辺りにしとけよと思ったけど分かりやすいサインにしたってことですか？
この美少女は2人のことが分かった上でのタンバリン運ばせ、雑巾ぶん投げだと思うので感情のやりどころが分からなかった上でのムーブだとしても周りに何も言わなかったのは賢い子だなぁと
私が長年見たいと思っていた実写による（書けない）をこの作品では描いていたけどその手を愉しむ層も怪物ですよと暗に言われていた（と思いますの）
生まれ変わるべきは周りの大人たちで2人はそのままでいいのに周りが変わることなどないのだから無垢のまま死を迎える救済もあるのだなと思った（そんなのない）
なんかまだ色々書くはずだったけど時間経って忘れた
