このレビューはネタバレを含みます
物事の一片しか見えていないとこんなにも誤解を招くのか…とドキッとさせられた。
もし自分が湊の母親の友達だったら、、
きっと話を鵜呑みにしてホリ先生を叩いていただろう。きっとこれとおんなじで、人伝てで聞いた話しはどこか真実と違った部分があるのかもしれない。
ただこればかりは置かれた立場に委ねるしかないとも思った。あれもこれも疑って生きるのは楽じゃないから。それが真実じゃなかったとしても、信じたい人の発言だったら味方でいたいって思ってしまう。（こうやって人は騙されていくのか。）
困っているときに頼りたい人が怪しい物だと、こんなにも絶望感に落とし込まれるのか。
わたしも最後に見えた湊と依利はこの世じゃないと思った。あんなに荒れ狂った嵐なのに木や草が１つも壊れていない不自然すぎる光景。何にも縛られず悠々としている姿が見ていて清々しい。
校長は一体何者？所々で校長の発言が引っかかる。刑務所にいる旦那と孫のお墓を分けたって話に賛同している様子。ラッパを吹きながらみんなが手に入れられる物が幸せって言うんだよ、と言う発言。
なに考えてるのかまじでわからない。
