怪物のおはようございますこんばんはのネタバレレビュー・内容・結末

脚本の作り込みが本当にすごい。
始まった瞬間から伏線が散りばめられており、１つも見逃せない。
子役の2人の関係性が明確に変わった瞬間は鳥肌がたった。
最後のシーンの2人の顔が忘れられない。全てを無にして、生まれ変わった世界はどんなものだろうか。そんなことできるはずがないのに、その瞬間だけは本当の自分になれていたのだろう。それくらい晴々とした顔をしていた。
安藤サクラの演技力が発揮されていた。セリフに頼らず、強い目線で感情を表現することで、より脚本の深みが出ていたような気がする。
親視点、子視点、教師視点、校長視点など、様々な立場から複雑に絡まっていくストーリーにはずっと惹きつけられた。一面だけを見て判断するのは本当に良くない。