TKC

怪物のTKCのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

見終わって1週間以上経ってしまいましたが。

想像していたよりも重い展開にならず、むしろラストの帰着は人と人との愛の物語だと感じさせてくれました。

断片的な情報だけを拾って物語を作り上げてしまう、周囲の人々。

ただそれが今回は親や先生だったから、子を愛するが故に、という感じで、どの登場人物にも想いがあって、なんともどうしようもない絡まり方をしていた。

でも、本当のところは、当事者達にしかわからないことなんだ、ということが見事に表現されていた。世の中には外野が口を挟むことじゃないことって山ほどあるんだと思う。

正確じゃないと思うけど、校長先生がむぎのくんにこぼした、「誰にでも手に入る幸せなんて、しょーもない、そんなもん、しょーもない」というセリフがかなりの衝撃をもって私の頭の中を反芻している。
↑すいません、全然セリフ違ったっぽいです、でも解釈は私の中ではこれです。

星川くんの透明度すごい。
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