ZUSHIO

怪物のZUSHIOのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
5.0
DVDで観たが、劇場で見逃したことを激しく後悔する傑作だった。
黒澤明『羅生門』のような藪の中構造であり、「フランケンシュタインの怪物」オマージュ等の意味や、偏見でものを見ている我々への投げかけとしての「怪物」というタイトルなのだろうとも思ったが、自分には「他者」というものの分からなさを「怪物」と呼んでいるように感じた。
このような傑作が教授の最後の映画作品となったのも(音楽は確かな仕事としても)駄作に音楽提供することもままあっただけに、本当に良かった。
※ラストシーンのロケーション、銀河鉄道の夜オマージュが神がかってて、素晴らしすぎた。
ZUSHIO

ZUSHIO