物語前半
湊の母親視点で物語が進んでいく。
誰しもが学校の教師が"怪物"だと感じたであろう場面もあった
ストーリーが進んでいくにつれ、誰が被害者で誰が加害者なのか分からなくなっていく
終盤には、前半に感じた怒りや違和感が解けていて、自分が見えている世界だけが正しいわけではないことを思い知らされる
幼いが故にこの感情が何なのかも、どう表現したら良いのかも分からない
「白線をはみ出たら地獄」
何気ない母のこの言葉も、湊を苦しめてたように思う
子供扱いせずに、ちゃんと対話ができていたら…
"普通"を押し付けずに、色んな価値観があることを教えていたら…
最初は胸糞鬱映画かなと思って観てたけど、終わりに近づくにつれ複雑で繊細で美しい映画だなと思いました
