このレビューはネタバレを含みます
一言で言うと、【俺が怪物だな】
そのように思った映画でした。
目に見えるものだけを見て判断してはならない。
そして、、、鑑賞後、、、
不思議な出来事が起きたのです。
沢山の腹立つ事、しばき上げたい事、
そのような感情が湧き上がったとき、
天から「湊」が舞い降りたのです。
湊は負の感情が湧き上がった時、必ずやってきます。
そして耳元で囁き女将のように、そっと囁くのです。
「彼等には、彼等のご事情があるのかもしれない」
その度俺はハッとするのです。
湊が言ったセリフで一番心に残っているセリフがあります。
マミーとドッキリ番組を鑑賞中、マミーがふと、
マミー「これはヤラセかえ?」
と呟き湊は、
湊「テレビで観てるから嘘ってわかんだべよ」
このようなセリフを呟き、
俺の心はドキリとしました。
まるで俺に投げかけているようだ、と。
湊は全て分かっている。
俺の中の薄汚い、おメンタルを。
カサカサにこびりついた、水垢のような心を。
兎にも角にも、とても良き映画で、心に残り、俺のお気にんこ映画リストの中に刻まれました。
完