ようこそ、これがスパイユニバースだ!!
〜たっぷりのセクシーを添えて〜
主演2人の華。脇を固める豪華俳優陣。ハイスピードで切り替わる場所と時系列。スパイ映画で観たことあるぞという定番展開の盛り合わせ…。裏切り。そして突然のスケート。(笑)
そう、まさにインド映画ファンのための映画。
開始早々カシミールの話題が出て緊張感が走ります。
紛争問題への怒りと最強戦士の私怨、それらが結びつき暴走したとき世界を揺るがす兵器が生まれ…パターンとルビナは、インド、いや世界の人々を守ることができるのか…
というお話。
パキスタンの方がこの映画を観たらどう思うのだろうかと気になりました。現実の問題を取り上げつつ、2人の「個人」の強烈な怒りを原点とした暴走を描くことでフィクションとして成り立たせているのだけど、それでもパキスタン視点では良いところなしかと。
日本では名探偵コナンで描かれる公安や、流行りのVIVANで出てくる別班と似たような立場なのでしょうか。とにかく「愛国心」が強いということはどの作品にも共通しているものの、スパイワールドはとにかく肉体派。日本での潜入捜査、スパイ映画はスーツ姿のシーンが多いが、こちらはスパイ=戦闘員であるため、やんちゃなファッションです。やんちゃな方、どの映画でもビーチでパーティーしてます。
今回パシュトゥーン民族について勉強になりました!
パシュトゥーン人は、映画内でパターンを家族として支えた、アフガニスタンとパキスタンに跨る民族です。
▼引用
「パシュトゥーン・ワリー」という独自の社会規範を持っており、来訪者へのもてなしや復讐、逃亡者の保護など、争いを調停する役割をもっていた。
https://www.y-history.net/appendix/wh1301-063_00.html
パターン人の血を引く父をもつシャールクが演じる事に意味がありますね。
見どころの一つ、シャールクとディーピカの4度目の共演はどうだっかというと…
ラブコメシーンもありきたりでどこか古めかしさを感じました。いくらパターンがいい奴でも、神の作ったような肉体を持っていても、基本的におじさん×美女の組み合わせが苦手。
2人ともAIがつくより美しい顔立ちスタイルなのだけど…!!服を着て!!