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最後の決闘裁判のsmsmのネタバレレビュー・内容・結末

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

中世が舞台の史実、かと思いきや…

女性の権利・性暴力性被害の問題に対して、観た人の心に課題意識を残す、現代にも通ずる社会的作品でした。

この問題、当事者間でも認識している真実が異なり、そこに決闘という制度が入ることでさらに真実が歪められてしまっている。

マルグリッドの勇気ある告発が、男性社会のプライドと対立に絡め取られた憤り。ここから学ばなくてはならない。

⚫︎ル・グリの目線だけ見てもアウトだと思うのだが…本気のクズで話が通じない模様。論理的な議論を持って話そうとしてもその土台がない。
騎士の持ち物扱いを受けていたのが当時の女性が、現代でも声を上げた者への二次被害が跡をたたないのですもの。

⚫︎加害が事実としてある以上、笑いかけられたから彼女も好意があるはず…と言ったような、言い訳は通りません。

#マット・デイモンが演じる役、またもや頑固者だった
#アレックス・ロウザーのイカれ狂気最高
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