うかりシネマ

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話のうかりシネマのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

開始直後のあんこうチームリタイアから始まる継続高校戦は、雪山のロケーションを活かして見たことのないアクションをやってくれる。飛び散る雪はスムーズに、雪崩は大迫力にCGで描かれ、急斜面では衝突しまくる。

過去作では物語的に窮地に立たされ、廃校や留年を理由に、“ご都合主義でない”ために主人公が常勝してきたが、今回は無慈悲なスナイパーによってあんこうチームに続いて主力が落とされていき、(それでも物語的な勝ちが見えてしまうが)展開を読めなくできている。

後半は黒森峰対聖グロを、満足な尺で描いてくれる。こちらこそどちらが勝つのか分からないので素直に楽しめるし、試合の一部ではあるが決してダイジェストにはなっていない。
『最終章』過去作のようなぶつ切りではなく、試合の(ほぼ)開始から二試合目のラストまでを綺麗に収めて、満足度は高い。