中島晋作

すべての夜を思いだすの中島晋作のレビュー・感想・評価

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)
4.0
前作は家で今回は街。人物がフレームアウトしてからもショットが持続する。街の風景を見せている。博物館で街の歴史を知って、写真で人間の記憶を辿る。人間の不在は至るところで強調されている。空家のガスメーター、写真、ホームビデオ。人がひとり消えようとも街は変わらない、と見れば残酷な映画だと言える。
中島晋作

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