海月

すべての夜を思いだすの海月のネタバレレビュー・内容・結末

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

見ることと見られることがシーンをつなぎ、ダンスのふりは感染する。
誕生日の突然告白は、ホームビデオとなってあらわれ、そのロウソクは花火に火を灯す。
尋ねても知人はおらず、家内はおらず、恋人はもういない。ひとはみな不在をかかえて生きている。
なんてことないガラスの器の反復が1日の終わりをさし示し、映画も終わる。

話きいてなさもいい。
偶然再会した知人とはどこかよそよそしく、心はよそに。
仕事中に気のいいおばさんからの話は長い。
海月

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