このレビューはネタバレを含みます
設定からどうせ『ズートピア』的なテーマなのだろうと思いながらも、ピクサーなので鑑賞。
予告から感じていたが、水が水過ぎる。流動的な物をここまで鮮やかに表現できる事に感動。『君たちはどう生きるか』でも水の描写はあるが、やはりこちらの方が写実的。好みはおいておいて。
内容に関しては、脚本10人くらいいた？というくらいとっ散らかっていた。
エレメントの設定である程度テーマ性が含まれるはずなのに、畳み掛けるように家族が移民、家業の柵、貧富の差、挙句思いついたかのようにLGBTを入れてみたりと火に恨みでもあるかのように背負わせすぎだと感じた。設定を活かせば、みた人が広義に解釈できたのでは。
また、かなり恋愛の比重が大きい。（生々しく感じる位の）それによってなのか、ストーリーが薄く、全て行き当たりばったりに感じた。
好意的に受け取るとエレメントシティで事件が起こってそれを解決する、その過程で恋愛のような安易なストーリーではないということ。それが良かったかは別。
過去の作品に似通った作品にみえて、実際は挑戦的な作品に感じた。
あまりはまれず。
