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マイ・エレメントのryocoのレビュー・感想・評価

マイ・エレメント(2023年製作の映画)
3.3
まず、声優がうますぎてびっくり。
本作、ピクサーお得意のポリコレ映画と思いきや、日本に未だ存在する田舎の家制度や伝統、経済・教育格差、差別など香ばしいテーマ満載に感じました。

家制度を引きずるご家庭で生まれる火の女。自分の家は自分が継ぐ、その選択肢以外ないと思い込んで生きてきた。人生の不満や焦りが癇癪という形で出てくる。

火の女が出会ったのは、人生の選択全てを許容されて、本人の望む教育を受けた裕福なハイスペシティボーイ、水の男。
火という異文化を当たり前のように許容する水の男の親族の文化的教養の高さ。それに対して水に対して偏見を持つ火の親族。この対比が面白かった。

火の親御さんは毒親なんだよね、、自分の思いファーストで子供のしたいことに目を向けれていなかった。最後の最後までそう見えたから、わーなんか無理だな…と思って評価下がっちゃった。
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