この映画には素晴らしいメッセージがたくさん詰まっていて、
・人は見かけによらない
・偏見で判断しない
・家族だからといって自分の意見を押し殺す必要はない
・でも家族が大事だからこそのジレンマがある
・思ったことを伝えて心を通わせることがいかに大事か
みたいな話だと思います。
わかります、わかるんですが、主人公の火の女の子が自分の怒りをコントロール出来ないところが受け入れられなかった。
ほとんどのトラブル自分が蒔いた種なんですよ。一方水の男の子はとても優しく、彼が優しいから成り立っている関係になっている。
劇中で、火の女の子が『あなたはなぜうまく人に寄り添えるの?』みたいなことを言い、水の男の子が『思ったことを言っているだけだよ』みたいに返すシーンがあるんですが、お互い思ったことを言っているだけなんだけど、言い方一つでコミュニケーションが全く変わるということもメッセージにある気がする。
意図かはわからないけど、そんな自分をコントロールできない人が優しい人に支えられているんだよ、ということを暗にメッセージとしていてほしいと願ってやまない。
あと最後街に水が押し寄せるシーンがあるのですが、津波を彷彿とさせて描写が素晴らしいだけにめちゃくちゃ怖かったのでもしかしたら注意が必要かも。