「あなたの人生の中で、Mr.Childrenはどんな音を鳴らしていますか?」から始まる本作。
この映画のコンセプトを聞いた時に、自分はもちろん誰にとっても「自分のミスチル」の思い入れが強くて、ぶっちゃけ他の人の話はどうでもいいと感じちゃうんじゃないかと思った。基本的にはその想像通りだった。
今日的なファンダムの映画とも言えるが、ラジオで曲をリクエストする前に自分の思い出を話す感じに似ていた。
映像面ではミスチルのライブでよくある風景を映すやつとライブ映像がメイン。後はGIFT for youに参加したファンの人が撮った映像とか。
ファンの人の話の面白さはどうしてもエピソードトークみたいになってしまう。
ドームでタオルが買えなくて貸してくださいと言われたエピソードと離婚して泣きながらミスチルの歌詞を引用してめちゃくちゃうまいこと言ってるお姉さんが面白かった。
でもやはり基本的にはみんなそれぞれミスチルのエピソードをかしこまって話してるのを聞くだけ
でも!ミスチルのライブ映像を映画館の音響で聴くのは迫力があるし、文句を言いつつ最初の曲から私は泣いている。
後はミスチル渾身の「生きろ」は素晴らしかった。
また30周年をスタッフで祝って桜井さんが感極まってる映像はこの映画でしかおそらく見れないので、そこはファンなら必見だろう