英国ロイヤル・バレエ団のガラ公演「ダイヤモンド・セレブレーション」を鑑賞。一言で言うと素晴らしいものだった。司会進行にダーシー・バッセルさんが戻ってきて嬉しい限り。現役引退して何年もたつのにセクシーだ。セクシーさに年齢は関係ない。
特によかったと感じた演目がいくつもある。
◆「マノン」1幕 寝室のパ・ド・ドゥ
高田茜さんがセクシーすぎて、密かに欲情してしまうほど。現地で一度でいいからロイヤル・バレエ団の公演を鑑賞したいものだ。
◆「クオリア」
コンテンポラリーの極みと言う感じ。セクシー、エロティック。でもエロではない。かっこいい。
◆FOR FOUR
男性ダンサー4名。とにかく動きが美しくて滑らかで。かっこいい。男4人と聞いて泥臭いのかなって思っていたけれど、全くそんなものではなく、振り付け、構成、ポジション、容姿、音楽、素晴らしかった。もう一度見たい。
◆SEE US !!
英国ロイヤル・バレエの多様性を見せつけられた。ダンサーの国籍、ダンスのジャンル、どれも多様性だ。
◆ディスパッチ・デュエット
これもかっこよかった。本当にどの演目も良すぎて、この作品が霞んでしまうほど。でもよかったのは間違いない。
◆コンチェルト・プール・ドゥー ふたりの天使
ナタリア・オシポワの素晴らしさ、味わいがわかった気がした。この人、ただ者ではない達人である。
◆プリマ
こちらは女性ダンサー4人での作品。衣装が印象的。ヤスミン・ナグディのシェネでは衣装の効果が十分に現れていた。アイデアがすごい。金子扶生さんの衣装も回転すると花が喜んでいるような絵柄になって見とれてしまう。大好きなフランチェスカも出演していて嬉しい。
◆「ジュエルズ」より「ダイヤモンド」
最後の演目にマリアネラ・ヌニェスを持ってくるなんて、やっぱり彼女はこのバレエ団の象徴なのだなと思った。この印象は良くも悪くもどちらも含んでいた。でも見ていくうちに、良い方に100%納得の思いに変わった。クラシックを極めていらっしゃる。体の方向のとり方の正確無比さ。完璧とはまさに彼女のことだ。
全てを見終えて、やっぱりこの公演を手元に置いていつでも見ることができるようにしたいと思ったりする。WOWOWでやってくれないかな。Blu-rayで発売してくれないかな。