とかく日本映画にはナナメチックに観る癖がついてるのかも。
堺さんと山田さんの熱演。
堺さんは明らかに狂気を孕んでいるけど、一方の山田さんはただのキチガイ。
先天と後天の違いとも言うべきか。
前半はとにかく山田さんが胸糞すぎて俺が画面(スクリーン)の中に入ってブッ殺してやるくらいの気持ち。
ただ、
ラブホでのひと幕はかなり余計。
もっとひょっとしたエピソードでも十分なのにあまりにも引っ張り過ぎ。
大好きな安藤サクラさんの下着はご馳走様。
大雨の中の決闘はもしかしてクライマックスかもしれないけどこれもラブホ同様に長かった。
鬼気迫ると言うより実際の喧嘩ってあんなものなのかなーって観てたけど。
そして、そして、ラストなんだよなー。
これは完全に僕の好き嫌いかもしれないんだけど、あまりにも、そしていかにも映画的。
監督の「よっしゃー」ってガッツポーズが想像出来るシーンは好きじゃない。